III.レシート類の自動認識&自動入力

クラウド会計ソフトでは、これまで別々に管理していた証憑書類と帳簿を一緒に管理することで効率化 を実現しています。 例えば会計freee の場合、「ファイルボックス」というファイル管理機能を使い、領収書や請求書の画 像やデータを取り込むことで、書類の管理と記帳を効率化します。 紙で受け取ったレシートなどは、スマートフォンのカメラで撮影したり、複合機や専用のスキャナで取 り込み、自動認識させます。複数の書類を一つの画像から取り込むことも可能です。 Google ドライブで共有された書類を直接取り込んだり、請求書のデータが添付されたメールを専用の アドレスに転送することで、添付ファイルをファイルボックスに直接取り込むこともできます。 画像内の文字からの自動入力(OCR)では、画像内の文字や数字を自動で認識して、取引情報として入力 します。書類をなるべく綺麗に保管して、綺麗に撮影・スキャンすることで、自動入力の精度は高まり ます。 また、ファイルをアップロードする際に記入できるメモの内容から、勘定科目や品目を自動で推測して 入力することもできます。 必要であれば内容を修正し、取引を登録します。取り込んだ書類の画像を見ながら作業を行いますので、 煩雑さが軽減されます。 帳簿と書類を紐付けて管理することで、経費精算や支払いの漏れを減らせることも、ファイル管理機能 を利用するメリットの一つです。

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)