III.ドメインの有効期限
ドメイン名を登録すると、登録した期間に限り、そのドメイン名を登録者が自由に使用できるようにな ります。 有効期限が切れる前に更新手続を行うことにより、期間を延長することができます。 通常は、ドメインの有効期限が近づくとレジストラから通知がありますが、メールアドレスの変更等で 通知を受け取れなかったり見落としてしまうこともあるようです。 契約更新がされなかったドメインは、削除され、誰でも登録できる状態に戻りますが、「請戻猶予期間」 (Redemption Grace Period; RGP)という制度があり、ドメイン名の登録が登録者の意図しない形で削除 されてしまった場合、そのドメイン名を他人に再登録されてしまう前に請戻しできる期間が設定されて います。 有効期限が切れてしまったドメイン名は、1年間自動更新され、45日間の「自動更新猶予期間」(Auto Renew Grace Period)に入ります。 この期間内にレジストラがレジストリにドメイン名の削除申請を行えば、自動更新料がレジストリから 返金されるしくみになっています。 元の登録者は、ドメイン名が削除された後、30日の間にレジストラに請戻しの申請をすることによっ て、ドメイン名を取り戻すことができます。この「請戻猶予期間」が過ぎると、5日間の「削除保留期 間」の後、レジストリによってドメイン名が削除され、他者による再登録が可能な状態となります。 ただし、レジストラによっては「請戻猶予期間」を採用していない場合もあるそうですので、有効期限 が切れる前に更新しておきたいですね。 ドメインの有効期限はWHOIS(インターネットレジストリが管理するインターネット資源の登録情 報を提供するサービス)で調べることができます。(Webデザイナー)