V.スポーツ界のこの一年を振り返る
早いもので今年も年の瀬を迎えます。今年はといえばソチ五輪やサッカーW杯があったりと、イベント 満載だったにもかかわらず、なんだか遠い昔のように感じられます。 そんな中、この一年を少し振り返ってみたいと思います。個人的に印象に残ったことなので、内容の偏 りについてはご容赦ください。 まず、競馬です。秋のGTレースでは、重賞未勝利馬の連勝が続きました。秋を迎え充実したどちらか といえば遅咲きの馬が多かったといえます。もっとも有力馬が海外のレースに参戦するケースが増えた ことも影響しているのかもしれません。 ワールドシリーズ制覇を惜しくも逃したロイヤルズの青木選手のうるんだ目も忘れることができません。 同選手は遅咲きの選手とは言えませんが早稲田大学へは指定校推薦で入学した選手であったため、同期 の鳥谷選手たちとは少し趣が異なっています。東京六大学野球はシーズン開始前に選手名鑑を発行して いるようですが、1年生の春からレギュラーの座を獲得した彼の名はそこになかったそうです。プロ野 球の世界にもヤクルトにドラフト4巡目で入団したことからもわかるように、評価がそれほど高かった 選手ともいえないようです。その後の活躍は皆の知るところです。 トリはやはりテニスの錦織選手で決定です。彼の今年の活躍はここで触れる必要はないと思いますが、 テニスの世界にツアーファイナルなるものがあることは全く知りませんでした。日本人選手には縁のな いものと思い込んでいたことと、テニスといえば4大大会にどうしても注目が集まりがちです。 来年のスポーツ界では、どんなドラマがあるのでしょうか。(覆面ライター 辛見 寿々丸)