V.W杯の夢

「日本代表の予選リーグ初戦が、同組のブラジルに決定!」というニュースに、思わずラッキーと叫んだ ところで目が覚めました。 といっても、野球のことではありません。 サッカーのW杯の夢を見ていたのでした。 どうやらJリーグが開幕したことがその原因のようです。 そのJリーグが発足したのが93年のことですから、もう20年が経過したことになります。 Jリーグが始まった当時は、ドゥンガやレオナルドらの現役ブラジル代表選手がいました。 彼らのプレーにワクワクさせられたことをよく覚えています。 失礼な言い方かもしれませんが、それに比べて現在の外国人選手は少し見劣りする感は否めません。 さらに、現在の日本代表の多くは国外のチームに在籍する選手です。 つまり、日本の有力選手の多くが海外へ流出したことにもなります。 もちろん、これは歓迎すべきことではありますが、これがJリーグの質の低下につながることであっては なりません。 そこで私なりに考えてみたのが、Jリーグに呼ぶ外国人選手を将来性のある若手を中心にしてみてはどう かということです。 野球界でいえば、中日ドラゴンズで活躍し現在はメジャーリーグのオリオールズでプレーするチェン投手 (台湾出身)のような選手です。 Jリーグが、イングランド・スペイン・イタリア・ドイツ・フランスのリーグに肩を並べるというのは資 金的にみても現実的ではありません。 日本人・外国人であることを問わず若手選手が成長し、国外の有力チームへステップアップして行く。 そんなリーグを目指すのも一案と思うのですが。

(覆面ライター 辛見 寿々丸)