V.消費税増税案
政府与党は一体改革素案で消費税率を2014年4月に8%、2015年10月に10%に引き上げる方針を決めました。 消費税増税に対しては民主党内でも意見が分かれており、世論の賛成を得るには厳しい状態です。 円高に続き、震災の影響も残っている中、日本の景気はまだ回復が見込めていません。 その中で消費税増税は家計に大きく負担がのしかかってきます。 国民が納得する説明を望みます。 海外ではユニークな税金があります。 ハンガリーでは肥満防止を目的にお菓子類への課税、肥満防止税があります。 ハンガリー政府は「国民の健康のため」とし、88億円の税収を見込んでいるようです。 またブルガリアでは独身者に課せられた税金で独身税がありました。人口減少に歯止めを掛けるために、20歳以上の 独身者に収入の3〜 5%を納めさせたようですが、あまり効果はなく20年ほどでなくなったそうです。 日本でも昔おもしろい税金がありました。賦計石と名付けられた高さ143cmの石よりも身長が高い男からは粟などの穀 類を、女からは布を納付させた、通称身長税があったそうです。 公平な税負担の実現に向けて多くの知恵を出し合い、将来に負担を押しつけない案を提示してもらいたいですね。(ファイナンシャルプランナー 小林 裕美)