V.日本の宇宙技術
前回ご報告した「CEATEC JAPAN」で、もうひとつ注目していたのは宇宙技術です。 小惑星「イトカワ」からサンプルを採取しての帰還に成功した探査機「はやぶさ」に搭載されたイオンエンジンの実 物大の模型が展示されていました。7年間も航行したことが信じられないくらい小さかったです。NECはこのエン ジンをアメリカ市場向けに販売する予定だそうです。 また、国際宇宙ステーション「きぼう」や現在活躍中の衛星、宇宙空間で太陽光発電を行う計画等、様々な分野の宇 宙利用プロジェクトについて紹介されていました。三菱電機は今後、国内外での需要増に対応するため、工場を増築 して一貫生産体制を整備しているとのことでした。このブースでは、衛星に使われるアンテナに触れることができ、 指一本で持てる軽さに驚きました。 宇宙関連事業は、小さく軽く壊れない物を作るため粘り強く研究を続けるという日本の優位性を活かせる分野では ないでしょうか。今後、日本を支える産業の一つとして成長していくのかもしれません。(Webデザイナー)