III.Web用商品写真を鮮明に撮るには

ホームページに載せる商品写真等を、室内で撮影する場合、ブレてしまったり実際と違う色に見えることがよくあり ます。 ライティングや置き方を工夫することで、より鮮明な写真を撮影してみましょう。 光量が足りないと露光時間が長くなってブレが発生しやすくなります。 また色も正確ではなくなります。 なるべく多くの光を当てることと、いろいろな角度から当てることが重要です。 多くの光を当てるといっても、フラッシュを直接当てると立体感がなくなり濃い影が落ちたところは色が分かりにくく なってしまいます。 また白く飛んでしまう部分が出てきたりします。 できるだけ自然光や自然光に近い色のライトを使い、レフ板(白い紙を張ったパネル)などで光を反射させ、きれいに 光が当たるようにしたほうが良いでしょう。 露光している間にカメラや被写体が動いてしまうことも、ブレの原因になります。被写体は机の上に置くなどして動か ないようにします。 手で商品を持って撮影する場合は机等に手を乗せて安定させます。 カメラは、三脚で固定します。卓上用の三脚も市販されていますので、目的にあったものを使いましょう。 三脚が無くても、カメラを平らなところに置いて撮影すればブレは少ないです。 リモコンやタイマーを使えばシャッターを押した時にカメラが動いてしまうことも防げます。 あとは画面を見ながら最もきれいに見える角度と距離に調整しましょう。 ホワイトバランス等も切り替えながら何枚か撮っておくと後から使い分けることができますね。

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)