III.アナログテレビの処分方法

総務省は、宮城・岩手・福島以外の地域で7月24日に予定されている地上デジタル放送への完全移行に伴い、全国 1600カ所に「地デジ臨時相談コーナー」を設置すると発表しました。 電波やアンテナに関する相談や支援、業者の紹介などの業務を行うそうです。 アナログ放送は7月24日正午からお知らせ画面を表示し、24時までに停波し、以降アナログテレビは映らなくな るとのことですが、古いテレビはどう処分すればいいのでしょうか。 横浜市の場合、ブラウン管式・液晶・プラズマテレビは家電リサイクル法に基づいて処分する必要があり、粗大ゴミ としての回収は行われていません。 小売店や家電リサイクル推進協議会、家電リサイクル協力店などへ申し込んで回収に来てもらう方法と、指定引取場 所へ直接持ち込む方法があります。 処分の費用は「リサイクル料金」と「収集運搬料金」で直接持ち込む場合は収集運搬料金は発生しません。 リサイクル料金はメーカーやサイズによって決められていますので、前もって「家電リサイクル券」を記入し郵便局 で料金を振り込んでおきます。 パソコンのディスプレイモニターの場合は、テレビチューナー内蔵であっても家電リサイクル法の対象にはなりませ んので、パソコンのメーカーに回収してもらいます。 日本から撤退してしまった海外メーカーのパソコンなど、回収義務者が存在しない場合は「一般社団法人パソコン3 R推進協会」に問合せてみてください。 ブラウン管や液晶パネルの分解・修理・再利用によって料金を低く抑えたり無料にしているリサイクル業者もありま す。 あまり古くないアナログテレビであれば、地デジチューナーを取り付けたり、ビデオ鑑賞やゲーム用として使い続け るという選択肢もあると思います。

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)