III.パソコンの停電対策

デスクトップ型パソコンを使用中に停電になると、入力中のデータが消失したり、機器 が故障する恐れがあります。 データの消失を防ぐためには、作業中のデータを頻繁に保存したり定期的にバックアッ プを取っておくことが一般 的です。 バックアップを取るメディアはいろいろありますので、容量や更新頻度で使い分けると良いでしょう。 CD-RやDVD-Rは一度しか保存しない写真などを保存するのに適しています。 CD-RWやDVD-RAMは何回か書き込むことができるのでデータベースや文書を保存します。 大容量のデータは、ブルーレイディスクやリムーバブルまたは外付けのハードディスクが便利ですが、ハードディス クも停電で壊れる心配がありますので、バックアップの作業時以外は通電しないほうが無難です。 また、クラウド・ストレージ・サービスを利用して保存することは、停電だけでなく火災などにも強いバックアッ プになります。 実際に停電になった場合の注意事項としては、 停電が終わり、通電された時に過大な電圧・電流がかかる場合が あるそうです。そのままパソコンに通電してしまうと電源ユニットが故障し、スイッチを入れても全く動かない 状態になってしまう可能性があります。停電時にはパソコンの電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。 もちろん、停電することが事前にわかっている場合にはOSを完全にシャットダウンし ておきましょう。 UPS(無停電電源装置)を設置している場合もバッテリーを点検し、復旧時の操作方法を 確認しておきましょう。 今後UPSを導入される場合は、いろいろな 機種が出ていますので接続機器や運用方法に適 合したものを選びま しょう。

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)