V.国内での差別問題

先日新聞で驚く記事を発見しました。インドでの差別問題です。インドと言えばカースト制度が社会的問題となっ ていますが、それ以外にも差別が今なお起きているのです。 差別の対象(被害者)となっているのが、ミャンマーや中国などと国境を接する北東部出身者で、容姿や言葉、生 活習慣が東南アジアに近い事が差別の要因になっています。男性に対してはいきなり街で殴られる暴力事件、女性 に対してはセクハラや強姦事件が発生しており、警官までもが加害者側の肩を持ち被害届を受け取らない事態が起 きているというのです。あまりにもひどい状況です。差別をする側の意見としては、羊肉、鶏肉、魚でも何でも食 べる食習慣が我慢できない、また北東部の女性は必要以上に肌を露出しすぎである、との反論をしています。しか し、だからと言って暴力や差別をする理由にはなりません。同じ国同士での争いほど、悲しい事はないと思います。 一刻も早く解決してほしい問題です。(朝日新聞 H22/5/19記事より) 日本でも前回の普天間問題で触れましたが、沖縄の人たちに対る心ない行動がなされているように感じます。ある 沖縄歌手が、沖縄は差別されているように感じます、と話していました。同じ日本人として心が痛みました。 私たちにできる事って何なのか考えていきたいと思います。

(ファイナンシャルプランナー 小林 裕美(旧姓:小池))