IV.2010年はどんな年?

 2009年は皆様、どんな年でしたか?経営者にとっても、労働者にとっても、厳しい年と感じた方が  多かったのではないでしょうか?    2010年、社会保険労務士がかかわる改正がいくつかあります。    まずは、1月より社会保険庁が解体し、日本年金機構が発足します。これは、先に発足した「協会けんぽ」  のような非公務員型の法人になります。今まであった「社会保険事務所」が「年金事務所」という名称に  変更になります。(所在地や電話番号は変わりません。)    また、4月に労働基準法が改正になります。改正内容は1ヶ月60時間を超える時間外労働については割増率  50%以上(現行は25%)とする内容や年次有給休暇を1年に5日分を限度として時間単位で取得する  ことが可能になる内容等です。(中小企業においては、当面適用を猶予する内容もあります。)今後の  労務管理がますます大切になってくるということですね。    他にも、年金問題や後期高齢者医療制度等検討する事項が山積していて、私たち社会保険労務士も  ニュースから目が離せない昨今です。そんな今年も、いろいろな問題をとりあげて皆様に分かりやすく  お伝えしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

(社会保険労務士・JCDA認定キャリアカウンセラー)