IV.民主党政権になってこんなことが変わります
歴史的な政権交代が行われ、新政権が発足しましたね。
先月号で私が記事にした「出産育児一時金の直接支払制度」(出産育児一時金を医療機関に直接支払って
くれる制度)ですが、民主党政権により、ただちにこの制度に対応することが困難な医療機関には例外的
に半年間の猶予期間をもうけることが決まりました。
ということは、この直接支払制度を行う医療機関と行わない医療機関がでてくるということです。
混乱解消のために厚生労働省は相談窓口をもうけていますので、HP等で確認してみてくださいね。
さて、これ以外にも、社労士として気になる動きがあります。
1つは、「後期高齢者医療制度の廃止」。
今のところ来年1月の通常国会で廃止法案を提出したいといわれています。ただ、従前の 制度に戻すのでは
なく、将来的に健康保険組合や市町村国保等と地域で一元化して新しいシステムを構築するので、システム
の対応、各保険者間との調整等まだまだ解決する問題は多いようです。
もう1つは、自分の年金記録を社会保険事務所の専用端末を使って確認できる「年金手帳」制度を2010年度
からの開始。
「消えない年金」のシステムづくりですね。
将来的には銀行のATMでも記帳できるようにしていく考えのようです。
時々刻々と法改正がでてくる昨今、できるだけ皆様にわかりやすく情報を提供していこうと思っています
ので、是非、目を通してくださいね!