株式会社AXIS-Kからのお知らせ 「経営サポート通信」のご感想をお送りください。   パソコン用壁紙カレンダー(2009年11〜12月)をさしあげます!     ※ メールでお送りください。返信メールに画像ファイルを添付させていただきます。     ※ お送りいただいた文章を「経営サポート通信」に掲載させていただく場合がございます。

I.いまこそ始める資産運用 株式編

  10月になり、日経平均株価の順調な回復基調にやや陰りがみえます。失業率もなかなか改善しません。  先月号でも書きましたが、このような経済情勢の中での資産運用の基本は「分散」および「長期」です。  今回は長期投資についてQ&A方式でお答えします。   --------------------------------------  Q.長期投資とは何ですか?  A.長期投資とはある銘柄の株式を10年以上の長期にわたって保有し続ける運用方法です。   --------------------------------------  Q.どうして長期投資が有利なのですか  A.統計的にみて短期の投資の場合、値上がりした場合のリターンは大きくなりますが、値下がりリスクが  かなり大きくなります。  一方、長期投資の場合、値上がりした場合のリターンは小さくなりますが、値下がりのリスクが小さく  なります。  このリターンとリスクの関係でみると、短期投資より長期投資の方が効率的な運用ができるのです。  リターンはそこそこだけれど、損をするリスクがとても小さいのが長期投資のメリットです。   --------------------------------------  Q.どのような銘柄に投資をすればいいですか。  A.10年以上の長期間にわたって投資するわけですから、会社がつぶれてしまっては元も子もありません。  10年以上確実に存続するような会社の株を選んでください。また、安定して配当を出している会社に  投資すればリターン率がよくなりますし、それを元手に再投資することも可能になります。   --------------------------------------  Q.長期投資の注意点は何ですか  A.不本意な時期に売却しなくてもいいように、余裕資金で投資を行ってください。そのためには、  住宅取得や教育費用など必要資金についてのライフプランニングをたてておくことが必要になります。

(税理士・CFP 廣崎 英子) HP:横浜の税理士 廣崎英子税理士事務所

II.自分が決める!年金の受給額

 今回は、年金について考えてみたいと思います。  「年金」というと、まず初めに、何をイメージされるでしょうか。おそらく、公的年金だと思います。  実際は、年金というもの自体の定義が難しいので、ここでは、公的年金と自分年金という二つに  くくって考えたいと思います。  やはり、まず最初に考えるべきは公的年金です。  以前、生命保険、医療保険に触れましたが、わが国には公的な健康保険制度があります。  保険加入の前に、公的な健康保険制度はどこまで面倒を見てくれるのか?それをしっかり確認して  おかなければなりません。その上で、どんな保険に加入するのが良いのかを考えていくわけですから。  年金についても同様のことが言えます。  ざっくり言ってしまえば年金は三階建てになっています。  その人によって加入する制度が異なりますから、その確認は非常に大事だと思います。残念ながら、  日本の年金制度は一元化されているわけではないので、現在の負担も異なり将来の受給額もそれぞれ  異なります。  ここでは、三階部分に焦点を当てて考えてみたいと思います。どうして、この部分について考えるのか。  一、二階部分は、公的年金の部分ですから個人での選択はできないからです。  この三階部分に企業年金というものがあります。最近、日本航空の再建問題でも取り上げられたので、  ご存知の方も多いでしょう。かつては、適格退職年金という仕組みでした。  しかし、この仕組みは、平成24年をもって廃止されます。それに変わって新しく導入されたのが  確定拠出年金という仕組みです。  どう違うのか?  以前は、企業が年金資金の運用を行い、年金の給付額を保証していました。しかし、新しい制度では、  企業から従業員へ将来の年金の原資となる資金は提供する代わりにその運用は自分でやってくれという  ことになったわけです。  ということは、自分自身で将来の受給額を決めるべくその運用を行わなければならなくなったわけです。  つまりは、このコーナーで取り上げている金融リテラシーを一人一人が高めていかなければならない  時代になったということです。  何度も申し上げますが、このリテラシーがなければ、自分の将来設計もままならないという時代に  なったという現実です。

(財務アナリスト 浦邊 謙佑) HP:ぜいりし.com 浦邊剛至税理士・行政書士事務所

III.エア看板と次世代ETC

 9月にiPhoneアプリ「セカイカメラ」がリリースされました。  カメラを通してディスプレイで風景を見ると、その場所に関連した「エアタグ」がふわふわ浮かんでいて、  それをクリックすると関連した写真や説明を見ることができるのです。  このアプリはユーザーには無料で提供し、収益をあげるためには「エア看板」という広告システム等を  検討しているそうです。「エア看板」はユーザー情報を見て、その人に適した広告を表示できるようです。  近くにいる人の中で、その広告を必要としている人に対して情報を送ることができるわけですね。  このように現実の風景等に情報を重ねる技術は「AR(拡張現実)技術」と呼ばれています。  これに近いものとしては「次世代ETC」が数年前からDSRC(専用狭域通信)という技術を応用して  研究・開発されつつあります。  こちらは現行の道路料金だけでなくガソリンスタンドや駐車場やドライブスルーでの決済にも使えるよう  になるということですが、周辺の渋滞や事故の情報を知ることができたり、駐車場に入ったときに空いて  いる区画へ誘導してくれたりもするそうです。移動中や目的地の近くで行われているイベントや、購入  できる商品やサービスについての情報も受信することができるようになります。  自宅でパソコンの前に居ながら外の世界の情報を浴びているだけではなく、外に出てその場所ごとの情報  に飛び込んでいける世界が実現しようとしているのかもしれません。

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)

IV.民主党政権になってこんなことが変わります

 歴史的な政権交代が行われ、新政権が発足しましたね。  先月号で私が記事にした「出産育児一時金の直接支払制度」(出産育児一時金を医療機関に直接支払って  くれる制度)ですが、民主党政権により、ただちにこの制度に対応することが困難な医療機関には例外的  に半年間の猶予期間をもうけることが決まりました。  ということは、この直接支払制度を行う医療機関と行わない医療機関がでてくるということです。  混乱解消のために厚生労働省は相談窓口をもうけていますので、HP等で確認してみてくださいね。  さて、これ以外にも、社労士として気になる動きがあります。  1つは、「後期高齢者医療制度の廃止」。  今のところ来年1月の通常国会で廃止法案を提出したいといわれています。ただ、従前の 制度に戻すのでは  なく、将来的に健康保険組合や市町村国保等と地域で一元化して新しいシステムを構築するので、システム  の対応、各保険者間との調整等まだまだ解決する問題は多いようです。  もう1つは、自分の年金記録を社会保険事務所の専用端末を使って確認できる「年金手帳」制度を2010年度  からの開始。  「消えない年金」のシステムづくりですね。  将来的には銀行のATMでも記帳できるようにしていく考えのようです。  時々刻々と法改正がでてくる昨今、できるだけ皆様にわかりやすく情報を提供していこうと思っています  ので、是非、目を通してくださいね!

(社会保険労務士・JCDA認定キャリアカウンセラー 後藤 雅世) HP:後藤社会保険労務士事務所 ブログ:中小事業主と社労士受験生を応援する社労士日記

V.インフルエンザ対策!

 今年に入ってから新型インフルエンザに世界が揺れていますね。  そもそも新型インフルエンザとは2009年4月にメキシコで流行が確認され、豚の間で流行していたウィルス  が農場などで豚から人へと感染し、人から人へも感染が拡大したとされているそうです。  こんなに新型が騒がれた要因として、流行初期にメキシコにおける感染死亡率が非常に高いと報道された事  があるようですが、実際には2009年9月末時点で致死率は0.045%と低い確率のようです。  現在では感染者がかなり身近でも確認される状態となり、従来のインフルエンザと区別する感覚が減少し  てきているように感じます。一時期はマスクがお店から消えて買うことすらできない状態でしたが、現在  ではだいたいのお店で在庫が置いてあります。報道が与える影響はとてつもなく大きいものなのだと実感  させられました。インフルエンザ対策としてよく言われているのが、手洗い、うがい、マスクの着用など  ですが、私が思う一番の対策は体を健康に保つ事であると思います。  しっかりと食べ、適度に運動し、規則正しい生活を心がければウィルスは防御できるのだと思います。  まずはご自身の体と向き合ってみませんか?

(ファイナンシャルプランナー 小池 裕美)


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