II.作ってみよう キャッシュフロー表
先の衆院選は、歴史的な結果に終わりました。
日本の新しい歴史の幕が開いたといっても過言ではないでしょう。
結果は、各社が事前に報道していたとおりですから、特段の驚きはありませんでしたが、一つだけ
気になることがありました。
それは、海外の反応。もしかすると、ほとんどこの結果が注目されないかもしれないと思ったわけです。
つまり、日本が世界から無視されるかもしれないということが気になったわけです。
幸い、良い面、悪い面の両面で各国からかなりの反応があったことに、安堵しました。
話を金融リテラシーに戻します。このリテラシーという言葉は「ある分野に関する知識を理解し、
それを使いこなす能力」という意味でした。現在の日本では、この能力が低ければ、自分の資産が
どんどん減ってしまうといっても良いかもしれません。 かつての日本は、高い経済成長を背景に、
終身雇用制度と年功序列賃金制度を維持してきました。しかし、今後このような制度を続けることは、
ほとんど不可能です。企業が生産性を高めるには、雇用の流動化や安い労働力を求めて海外進出が
ますます増えることが予想されます。 話題を変えます。私たちが一生の間にする大きな支出は
何でしょうか。
8月号で少し触れましたが、住宅取得に伴う住宅ローン・生命保険の保険料などがすぐに浮かびます。
どちらも非常に一般的なものですが、少し考えてみましょう。
まず、住宅ローン。極論をいえば住宅ローンは組まないにこしたことはありません。
ライフステージの様々な局面において、必要な住宅の間取りは異なってくるはずです。
であれば、賃貸の方が合理的なはずです。
しかし、この考え方は合理的ではあるかもしれないが必ずしも正しいわけではありません。
そこで、住宅ローンを組むにあたっては、長期にわたる家計のキャッシュフロー表を作成することを
お勧めしたいのです。ここで、特に気をつけて欲しいことは、収入の部分。収入が順調に増えるという
前提は現在ではかなり危険であると思った方が現実的です。将来の収入が増えるという前提でローンを
組むと、途中から金利が高くなったり、返済額が多くなるといった商品を選びがちになるからです。
次は、生命保険。この生命保険も更新型の商品の場合、更新のたびに保険料が高くなるものが数多く
見受けられます。これも、将来の収入が必ず増える、インフレに対応するということが前提になって
いるわけですから。
では、どうするか。
逓減定期保険という商品があります。
ここでは説明をしませんので、調べてみてはいかがでしょうか。
当社では、上手な住宅ローンの選び方・逓減定期保険や医療保険の上手な組み合わせについて提案を
行っています。ぜひとも、お問い合わせください。もちろん、相談は無料です。
次回からは、年金の問題について考えます。
(財務アナリスト 浦邊 謙佑)
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