III.モバイルWiMAXと地域WiMAX

 7月から「モバイルWiMAX」の正式サービス提供が始まります。  「モバイルWiMAX」は、WiMAX無線通信規格を移動通信に活用する技術で、高速・大容量のデータ通信が安価に  提供されるということで注目されてきました。走行中の車内など、高速移動中にもインターネットに接続  できるということで、新幹線への導入が予定されているほか、カーナビ等への搭載に向け開発が進んでいる  そうです。    パソコンメーカー各社も対応モジュール搭載のノートPCや周辺機器を発売したり、家電量販店などが  仮想移動体通信事業者としての参入を発表したりと、モバイル市場に新しい動きが出てきているようです。  一方、「地域WiMAX」は、地域に密着したブロードバンド・サービスの提供を目的としています。ADSLやFTTHを  敷設できない地域でも無線によってインターネットを利用することができます。  平成21年度補正予算の経済危機対策に盛り込まれている「底力発揮・21世紀型インフラ整備」として  デジタル・ディバイドの解消やユビキタスタウン構想がありますが「地域WiMAX」は、これを実現する技術と  して今後も整備が進んでいくと思われます。  このような技術の進歩が、経済の活性化に繋がることを期待したいですね。

(Webデザイナー)