I.青色申告Q&A 個人編

 今月、来月と皆様からのお問い合わせの多い青色申告についてQ&A方式で解説いたします。  まずは個人編から Q1 青色申告ってなんですか A1 日本では納税者が自ら税法に従って所得金額と税額を正しく計算し納税するという申告納税制度を採っています。  1年間に生じた所得金額を正しく計算し申告するためには、収入金額や必要経費に関する日々の取引の状況を記帳  し、また、取引に伴い作成したり受け取ったりした書類を保存しておく必要があります。  一定水準の記帳をし、その記帳に基づいて正しい申告をする人については、所得金額の計算などについて有利な  取扱いが受けられる青色申告の制度があります。  青色申告というのはこの制度を使って申告することをいいます。  青色申告をすることができる人は、不動産所得、事業所得などのある人です。 Q2 青色申告をするメリットは何ですか A2  @複式簿記により記帳し、その記帳に基づいて作成した貸借対照表を損益計算書とともに確定申告書に添付して  確定申告期限内に提出している場合には最高65万円を控除が認められます。  A青色申告者と生計を一にしている親族に支払った給与が必要経費として認められます。  B貸倒引当金の繰入れが経費として認められます。  C事業所得が赤字になったときには、その損失額を翌年以後3年間にわたって、各年分の所得金額から差し引く  ことができます。  D30万円未満の減価償却資産が一括で経費に算入できます。  E税務調査により更正が行われる場合、帳簿調査に基づかない更正が行われることはありません。  また、推計課税による更正・決定を受けることがありません。        * * * * * * * *  なお、青色申告や各種の特典を受けるためには必要な手続があります。  アクシスケーでは専門家がご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。

(CFP 廣崎 英子)

II.走るグローバル化

 ブエナビスタ、そしてウオッカ。その走りっぷりは驚きです。  何の話かって?失礼しました。競馬の話題です。  両馬とも女の子です。特にウオッカ。多少のハンディをもらっているとはいえ、男子を蹴散らしてしまう  わけですから、もう女王の称号の方がふさわしいかもしれません。  どうして、競馬の話題がここに出てくるのか不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。詳しいことは省きます  が、この世界もいろいろな面でグローバル化しているのです。  突然話を変えます。NYダウ。よくニュースなどで耳にする指数です。NYダウは、米国を代表する30の  有力企業で構成されています。今回、この構成銘柄の入れ替えがありました。  自動車大手のゼネラル・モーターズと銀行大手シティグループが除外され、ネットワーク機器大手のシスコ  システムズと保険大手のトラベラーズが加わりました。  除外された2社は、日本でも非常に有名な会社です。99年に、あのマイクロソフトとインテルが加わって  いますから、米国の産業構造の変化を象徴しているといえるでしょう。なにせ、自動車メーカー株が消える  わけですから。新聞では、ダウ構成銘柄から自動車メーカーが消えるのは、84年ぶりと報じていますから、  大きな変革の時期なんだなと改めて思ってしまいます。  にもかかわらず、、米国の個人消費だけで、全世界のGDP合計の約20%を占めるという事実。現状では、  米国消費者の行動が全世界の景気に影響を与えるわけですから、米国の様々な指標に関心が向かうのも無理は  ないわけです。  先月号で、グローバル化した市場という概念について少し触れました。あくまでも個人的な考えですが、  この市場自体が間違っていることが多く、徐々にそれが修練された結果として概ね正しく機能しているのでは  ないかという気がします。    つまり、需要と供給の関係だけで決定されるのが理論的なのですが、様々な思惑から投機マネーが入って  きたり、ということもあるわけです。もちろん、デリバティブの影響も大です。  ワークライフバランスという考え方については、特段説明の必要はないと思います。問題は、どうしたら改善  できるかです。  それと、利他という考え方。企業の決算書を角度を変えて分析することが、最もわかりやすいのではないかと  いう気がします。  さらに、私たちが苦手としているところや勘違いしてしまっているところ(というよりは慣れていないところ  といったほうが適切だと思います)について、次月以降考えてみたいと思います。

(税理士 浦邊 謙佑)

III.モバイルWiMAXと地域WiMAX

 7月から「モバイルWiMAX」の正式サービス提供が始まります。  「モバイルWiMAX」は、WiMAX無線通信規格を移動通信に活用する技術で、高速・大容量のデータ通信が安価に  提供されるということで注目されてきました。走行中の車内など、高速移動中にもインターネットに接続  できるということで、新幹線への導入が予定されているほか、カーナビ等への搭載に向け開発が進んでいる  そうです。    パソコンメーカー各社も対応モジュール搭載のノートPCや周辺機器を発売したり、家電量販店などが  仮想移動体通信事業者としての参入を発表したりと、モバイル市場に新しい動きが出てきているようです。  一方、「地域WiMAX」は、地域に密着したブロードバンド・サービスの提供を目的としています。ADSLやFTTHを  敷設できない地域でも無線によってインターネットを利用することができます。  平成21年度補正予算の経済危機対策に盛り込まれている「底力発揮・21世紀型インフラ整備」として  デジタル・ディバイドの解消やユビキタスタウン構想がありますが「地域WiMAX」は、これを実現する技術と  して今後も整備が進んでいくと思われます。  このような技術の進歩が、経済の活性化に繋がることを期待したいですね。

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)

IV.再就職への道B〜面接に臨む

 今月は「面接に臨む」です。    某大手企業採用担当の方に聞いたんですが、キャリアが長い面接担当者になると部屋に入ってから3分程度で  その方を採用するかしないか判断するっておっしゃってました。  人は見かけで判断してはいけないと言いますが、面接においては「第1印象が全て」になるケースが多いですね。  まずは清潔な身だしなみと姿勢のよさ。ここは、はずせません。  さらに声も高すぎず低すぎず、相手が聞き取り易い大きさで話すのがよいですね。  私の立ち会った面接では、その場で志望動機を書かせることもありました。その際、シャーペンを指で  くるくる回す人の多いこと!!本人は無意識でしょうが、担当者にはチェックいれられてますよ。  面接での質問は、一般的な質問(○分以内で自己紹介とか、なんで当社を選んだかとか)から時事問題まで  多岐にわたります。中途採用の場合は、今までの自分の仕事に関する専門的な質問もでてくると予想されます。  最低限、予想される質問に対する答えを用意し(丸暗記はNG!)知人、キャリアカウンセラーと面接の練習  を繰り返すことが成功への近道かもしれないですね。  面接官も質問に対する正しい解答を求めているわけではありません。想定外の質問にどう冷静に対応できるか  (知ったかぶりや無言はNG!)を見てます。  あせらないようにしましょうね。

(社会保険労務士・JCDA認定キャリアカウンセラー 後藤 雅世)

V.★星がきれいな島へ★

 先日、八重山諸島にある日本の最南端の有人島、波照間島へ行ってきました。  波照間島は周囲が14.8q、人口が約600人弱で主な産業はサトウキビ栽培や製糖といった、観光地化されて  いない自然がそのまま残る島です。    また、日本国内で南十字星を好条件で見れる島でも有名です。町から少し離れれば街灯はなく、真っ暗になり  肉眼でも数多くの星を見ることができます。  最南端の地の隣に星空観測センターがあり、プラネタリウムや天文台があります。ここの館長さんがとても  親切な方で、月が沈んだ夜中12時すぎに外の芝生で天然プラネタリウム講座を開催してくれました。  光レーザーを使って見える星座の説明などをしてもらい、流れ星はもちろん肉眼で人工衛星まで見ることが  できました。この日は残念ながら南十字星を肉眼で見ることはできませんでしたが、天の川は見れました。  星明かりのみの中で見る夜空はとても感動的でした。    波照間島には幻の酒と言われている「泡盛」が製造されています。本島で購入することはほぼ難しいそうです。  初めて飲みましたがとても飲みやすくロックでもぐいぐいいけます。  また、ニシ浜ビーチといった美しいビーチも見どころです。  日本の最南端の島、波照間島。私のお勧めの島です。  機会があればぜひ!

(FP 小池 裕美)


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