III.インターネットの眼で世界を見る

 1990年代、ケンブリッジ大学のコンピュータ研究室にあるコーヒーメーカーの様子がWebで配信  されました。研究員がポットのところに行かなくてもコーヒーの残量がわかるようにするためだった  そうですが、当時は「こんなこともできるんだ!」と話題になっていました。その後インターネットが  普及するにつれて、Webカメラもいろいろなところで使われるようになっていきました。  カメラを遠隔操作することもできるようになりました。自宅のWebカメラを操作し外出先から携帯  電話などで留守宅の様子を監視できるサービスといったものもあります。  観光地の展望台や風景のきれいな場所にも、誰でもWebを通して操作しながら見ることができるカメラ  が設置されていたりしますね。横浜市のサイトにも、ベイブリッジや赤レンガ倉庫、マリンタワーと  氷川丸といった横浜港の風景が見渡せる「横浜ライブカメラ」があります。           http://www.welcome.city.yokohama.jp/tourism/live_camera/    Webカメラは、高速道路の渋滞の様子や、レジャー施設周辺の天候、サーフポイントの波の状況などを  チェックできる実用的な面もあり、遠い土地の風景やどこかの会社のペットなどを間近にあるように観賞  できる媒体でもあります。もし、多くの人に見せたい被写体が近くにあったら、配信する側になってみる  のも面白いかもしれませんね。

(Webデザイナー)