I.お店の売上をのばすテクニック            (1)アンケート

 「どうやったら売上がのびるのか?」ショップやサービス業の経営者の皆様からよくいただくご相談です。  短期的に考えれば、大量に広告を出す、セールを行うなどで売上はある程度伸ばすことは可能です。  しかし、広告を出し続けるには、それなりの資金が必要ですし、無理なセールは企業収益を悪化  させる危険性があります。  やはり売上を伸ばすのに近道はありません。日々の地道な努力が大きな成果に結びつくのだと思います。  しかし、努力といってもやみくもに努力をしても効率的ではありません。似たような商品やサービス  でもある店ではとても売れるのに、別の店では全く売れないということがよくあります。  立地の違いなのか、陳列方法の違いなのか、販売員の態度のなのか、お店の内装のせいなのか、商品や  メニューが似ているように見えて、実は大きな違いがあるのか原因をつきとめる努力が必要なのです。  従業員の態度が悪くてリピーターがつかないお店で、いくら内装を変えても効果はでません。店員さん  のサービスがいくらよくても料理の味が悪いレストランではお客さんはつかないでしょう。  私自身で考えると、掃除の行き届いていないレストランやショップは二度と行く気がしません。  店員さんが暗いお店や、ぺちゃくちゃ無駄話をしているようなお店もあまり気がすすみません。  逆に、店員さんの気遣いが細やかで、いい気分にさせてくれるお店なら多少高価でもまた行きたいな  と思います。  お客さんにアンケートをしていますか?お客さんに手間をとらせて申し訳ないと思う前にお客さんに  よりよいサービスを提供するためだと思い是非お客さんの意見に耳をかたむけてください。アンケート  なんてどのようにやったらいいかわからない、アンケートはしたけれど、結果をどう活用すればいいか  わからないという方は是非弊社にご相談ください。弊社では、アンケートの作成や、結果の活用方法に  ついて親身になってご相談にのります。

(CFP 廣崎 英子)

II.数字に強くなる!!

 今回は、税金以外のテーマです。本欄でも、数字を使うことが多かったと思います。数字は非常に便利  なものです。しかしながら、数字はいろいろな顔を見せます。どうやら、数字にはマジック(トリック  といったほうが正しいかも知れません)というものが存在するようです。  まず、「私は数字は苦手だから」と思った方には、その意識を変えていただきたいのです。野球に  たとえるならば、足の速い選手=走塁の上手な選手でしょうか?決してそんなことはありません。  かつてオリンピックの出場選手がプロ野球の世界に入ったことがありました。でもその選手は、結果的に  はうまくいきませんでした。  「数字に強い=数字に対する感覚・感性を磨く」ということが言いたいわけです。「数字に弱い=・・・」  ではありません。  では、具体的な事例です。皆さんは、どう感じますか?  スーパーでよく見かける光景。チラシでは、冷凍食品本日に限り○%引。さて、とりあえず、その売り  場へ行ってみて他の階も回ってみると、同じような表示です。そこで、生鮮食品の売り場へ戻ります。  時間は夕刻。午後7時頃です。そこでは、さっきの表示と違って、値札の上に×印で値段が書き換えられて  います。何%引きではありません。どうしてなんだろう?  そうそう、その前に、家電量販店でも買い物をしたことを思い出しました。パソコンが欲しかったのです。  何やら、値札の上に×印です。さらには、ポイント○%還元と書いてあります。さらには、現金特別価格  なんて書いてもあります。いったいどうすれば良いのでしょう。どれが一番有利なんだ。よくわからない。  よくわからないけど、ポイント大きいからそれでいこう。でも本当に得だったのかな〜。なんて後で思ったり  します。どうすれば良かったのでしょうか?  また、思い出しちゃいました。この間の不動産のチラシ。確か○百万円引きってあったよな。  その?を次月以降で検討していきます。

(税理士 浦邊 謙佑)

III.株券が紙くずになる日

 「社債、株式等の振替に関する法律」により、平成21年6月までには上場会社の株券は電子化(株式の  ペーパーレス化)されることになっています。経済界・金融界では平成21年1月実施を目標として準備が  進められています。  株券が電子化されれば株主にとっては盗難や紛失・偽造株券の被害などの心配が無くなり、売買や変更の  手続きも簡単になります。発行会社は印刷代や印紙税等のコストが削減でき、証券会社は株券の保管や  運搬にかかっていたリスクやコストを抑えることができる等、様々なメリットがあります。  しかし、個人や会社が保有するタンス株といったものは、あまり電子化が進んでいないようです。  実施予定の平成21年1月の直前になると証券会社の窓口が混雑することが予想されますので、必要な方は  早めに手続きを済ませておきましょう。  詳細は、金融庁のサイト等でチェックできます。  金融庁「株券電子化について」  http://www.fsa.go.jp/ordinary/kabuken/

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)


  株券が無効に!?
  どうしたらいいかよくわからない方は、弊社までお電話ください!   (勧誘等は一切ありません)
  045-260-4181 担当:うらべ・ひろさき   またはメールでお問い合わせください。

IV.ワークライフバランスと助成金

 平成19年12月「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)憲章」および「仕事と生活の調和のための  行動指針」が策定されました。「国民1人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を  果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて  多様な生き方が選択・実現できる社会」を掲げています。人生のなかで私たちは1つの役割(仕事人)  だけでなく、いろんな役割(夫・妻、父・母等々)をもっています。人生を豊かに過ごすためには、その  役割をうまく重ね合わせていくことかもしれませんね。さて、助成金にもワークライフバランスを支援する  企業のためのものがあります。それがこちら。  <両立支援レベルアップ助成金・子育て期の短時間勤務支援コース>  概要:就業規則等により子育て期の労働者が利用できる短時間勤務  制度を設け、労働者に利用させた事業主に対して奨励金を支給することにより、労働者が育児のために  必要な時間を確保しやすい短時間勤務制度の普及促進を図ることを目的としています。  支給金額:対象労働者が最初に生じた場合、中小事業主については50万円。  ただし、一般事業主行動計画の策定・届出のない場合は40万円。  中小事業主以外の事業主については40万円。ただし、一般事業主行動計画の策定・届出のない場合は30万円。  導入を検討の際は、弊社までご連絡ください。

(社会保険労務士・JCDA認定キャリアカウンセラー 後藤 雅世)

V.決算書が読めれば・・・

 先日、友人から簿記を勉強したいんだけどお勧めの参考書があったら教えて、と相談されました。  現在友人は某大手アパレルメーカーに勤務しています。入社して6年目を迎えるのですが、勤務条件に  不満があるとの理由で転職を考えているようです。簿記を勉強するという事は経理関係に進むのか  尋ねると、業種は今までと同じアパレルが希望だと言います。ではなぜ簿記を勉強するのか聞くと、  決算書が読めるようになって、転職する際に会社の 経営状況をできる限り把握してから決めたいから  だそうです。  現在勤務している会社の決算書を見ると疑問に思う事が多々あるようで、しっかりと理解をしたいと  思ったようです。とても前向きな考え方をしているなと私は感じました。確かに決算書が読めるように  なれば、ある程度の会社の経営状況は把握できると思います。これからは、会社に選ばれるだけでなく、  自分で会社を選択できるようになれたら会社とのミスマッチが少しは解消されるのではないでしょうか。  最近の友人からの相談は、離婚後の年金分割について詳しく知りたいとの事でした。  ちなみに友人はまだ未婚者です・・

(FP 小池 裕美)