W.70歳まで働ける会社に

国は現在、「70歳まで働ける企業」の普及・促進を進めています。確かに、70歳以上の方をみても、 まだまだ現役でがんばっている方もいますよね。実際、私の父(74歳)は大工なんですが、今だに現場 にでることがあります。 今回ご紹介するのは、定年を70歳以上に引き上げたり定年制を廃止した中小企業に対し支給される「中小 企業定年引上げ等奨励金」です。 この「奨励金」とは、融資を違い返済の必要がなく、使い道も決められていません。ご存知ない方も多い ようですね。 主な支給要件は、@雇用保険の適用事業主でありA就業規則等により65歳以上の定年引上げをするか定年 制の廃止をした事業主でBその会社に1年以上雇用保険に加入している60歳以上65歳未満の労働者が いることです。 支給額は企業規模1〜9人の場合は40万円、10〜99人の場合は60万円です。 この奨励金の受給を申請するには、もっと細かい要件があります。また、70歳以上の定年の制度や定年の 廃止をする場合、60歳以上の労働者の賃金もあわせて考えていかないと、奨励金をもらっても賃金の負担 が増えてしまえば、元も子もありません!この奨励金の申請を考えたら、ぜひ弊社にご連絡ください!!

(社会保険労務士 後藤 雅世)