T.冬の個人向け国債
国債とは国が発行する債券です。国は国債を発行して、企業や個人からお金を借りるのです。そしてその お金で福祉や教育、公共工事等の国の事業を行います。本来は税金だけで賄えるといいのですが、税収 だけでは足りないのでその分を借金で賄っているのです。ちなみに平成19年度予算では税収が約53兆 円なのに対し、国債発行高は25兆円となっています。 国債は国が発行しますが、直接国から買うのではなく証券会社、銀行、郵便局等の金融機関で購入します。 現在個人が買える国債には、5万円単位で購入できる国債と1万円単位で購入できる個人向け国債があり ます。 @国債(個人向け国債以外) 毎月発行され、20年、10年、5年、2年ものがあります。購入単位は5万円です。利率は購入時の 債権相場の状況により異なりますが固定金利です。また、中途で売却することも可能ですが、相場の変動 により額価格を下回ることもあります。購入できる金融機関は限られています。 A個人向国債変動10年 4月、7月、10月、1月の年4回発行され期間は10年です。利率は半年ごとに見直される変動金利です。 (前月の10年固定利付国債の金利−0.08%で決められるので金利相場が上昇しない場合、通常の 10年もの国債の方が有利です。)1年間は中途換金できず、1年経過後も解約手数料が必要となるため、 元本割れする可能性があります。 B個人向国債固定5年 4月、7月、10月、1月の年4回発行され期間は5年です。利率は固定金利です。(直前の5年固定利付 国債の金利−0.05%なので国債の市場価格が下落しなければ通常の5年利付き国債の方が有利です。) 2年間は解約できず、2年経過後の解約手数料が必要となるため元本割れする可能性があります。 個人向国債のご購入ご相談はAXIS-Kまでお気軽にどうぞ(CFP 廣崎 英子)