X.リッチ化するWebコンテンツ

最近は、インターネットの動画コンテンツもかなり身近な存在となってきていますね。「YouTube」などの 動画共有サービスで、個人が動画を気軽に公開できる環境も整ってきました。 この9月からサイト上で共有・視聴する映像をDVDクラスへ高画質化した動画共有サービスもあり、通常 のテレビ放送と違和感なく視聴できることを目指しているようです。年内にはハイビジョンクラスまで映像 品質を向上させる予定だそうです。 また、マイクロソフト社はクロスブラウザ・クロスプラットフォーム対応のメディア再生プラグイン 「Silverlight」を正式リリースしました。これにより、表現力・操作性に優れたアプリケーションを Web上で実現するとしています。 こうした動きが更なるインフラの発達につながれば、一般の企業のホームページやインターネットショップ などでもリッチなコンテンツを導入しやすくなるでしょう。 高画質な画像やインタラクティブムービーを使って会社やサービスの特徴を詳しく紹介したり、商品の使い方 や実際に使っている様子を伝えることができれば、消費者も安心・納得してショッピングを楽しむことが できて、トラブルが発生する心配も少なくなるのではないでしょうか。 とは言え、ブロードバンドの普及率は50%を超えたばかりです。コンテンツをリッチ化するだけではなく、 ストレスを少なく、多くの人にメッセージを正確に届けられるようなサイトの制作を心がける必要があること には変わりはありません。 さくさくと軽いページ遷移や、リーンでも印象に残るコンテンツを作ることも、重要な技術なのです。

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)