T.節税と資産運用

事業を経営するみなさんが気にするのはまず税金のことですよね。会計上、税金は費用と考えられています。 費用ですから当然、削減すべきものですね。当社でも節税はお客様からの相談のTOP3に入ります。 そのために、法人化したり、保険を使ったり、リース契約を使ったりと、お客様にあった節税コンサルティング を行っています。でも節税には限度があります。あまりに節税をやりすぎると税務署から目を付けられたり、 税制改正により節税方法そのものが使えなくなるということも多々あります。 無駄な税金を支払う必要は全くありませんが、行き過ぎた節税も諸刃の剣です。 それに、税金は社会を維持するために必要不可欠なものであり、納税は企業の社会的使命であるとも思うのです。 公的資金を受けていた銀行が、巨額の利益を出しながら繰越欠損金があるために何年間も法人税を払っていない などというのは、苦しいながらもなんとか利益をあげ、税金を支払っている中小企業の経営者からみたら どうなんでしょう? ある程度の節税をしたら、次はその節税した資金をもとに資産運用を考えてみるのはどうでしょう。資産運用と いうとリスクを考えてしまいますが、事業資金をより安全に効率的に運用する商品もでています。 節税も考慮した資産運用という方法もいろいろあります。 これからはゆるやかにインフレ基調にかわりつつありますし、会社の資金を残すためには減らさない(節税)という 考え方だけでなく、増やす(資産運用)という両面で考えたほうが、より効率的だと思います。

(CFP 廣崎 英子)

U.税金だらけ?

今年も大変な猛暑でした。今回は、暑さでヒートアップした頭をクールダウンしましょう。 「税金」ってたくさんありますよねー。一体どれくらいの種類があるのでしょうか?私、調べてみました。 といってもあまりに暑くて数えるのが面倒くさくなったので、横着しちゃいました。読売新聞によれば、 合計49税目だそうです。 まずは、働いていらっしゃる皆様にはおなじみの所得税、住民税。最も、身近なところでは消費税かな。 お酒飲む方は、酒税。喫煙者の方は、タバコ税。ゴルフやる方は、ゴルフ場利用税。自動車持っている方は、 税金だらけ。マイホームを建てたら・・・。とにかく税金だらけ。もう疲れちゃったのでここらへんでやめます。 けど、政府にお願い。みんな一生懸命払っているんだから大切に使ってね。 かなり前のお話です。ソ連にゴルバチョフという大統領がいました。ある日、禁酒令なるものを施行しました。 ソ連といえばなんといってもウォッカ。真偽のほどは確かではありませんが、その施行 目的は、アルコール依存症の人が非常に多かったためとか。ところが、酒税という税金収入を国家としては失う ことになってしまいました。大きな損失でした。これが遠因となってソ連は、財政が厳しくなり、そして崩壊。 本当なのでしょうか?きっと噂でしょうね。でも、戦車に乗った真っ赤な顔のエリツィン大統領の姿。今でも 鮮明に思い出されます。ちなみに、現在のロシアでは、酒税あります。 次は、日本のこと。「タバコの害」が騒がれています。ところが禁煙大キャンペーンやろうにもなかなか難しい のです。これがまた。健康面でのことは厚生労働省、タバコを製造、販売している分野は経済産業省など。 さらに、たばこ吸う人がいなくなっちゃったらタバコ税が大減収。ここは、財務省。いろいろなお役所が絡んで いてなかなか大変なのです。 ちなみに私。さっき書いた「お酒飲む方は・・・」以下のくだりのほとんどに該当しちゃうんです。一度、 自分がいくら税金支払っているのか計算してみないといけませんね。

(税理士 浦邊 謙佑)

V.エコ活動を広げよう!!

今年の夏は異常なほど暑い日が続きましたね。このまま温暖化が進んだら地球は本当にやばいのでは?!と 危機感を感じた方、多かったのではないでしょうか。そこでエコについて少し考えてみました。 夏と言えば、野外で音楽を聴きながらビールを飲み、屋台の料理を食べまくる、最高なぜいたくですよね。 ここでもエコは地道に広がっているんです。ビールを飲むコップや屋台で使用されるお皿など、プラスチック 製のものを使用し、何度も洗って再利用しているのです。コップは始めにビールを購入する際に容器代を含め た金額を支払います。おかわりをする時は、飲み終わった容器を持参し、ビール代のみの金額を払います。 帰る際に容器代を回収コーナーへ持って行き、容器代を返却してもらうという流れになっています。お皿も 回収コーナーへ各自返却するシステムになっているようです。ゴミ箱の存在がない会場もありました。 一人一人の小さな心がけが大きな活動に繋がるのだと感じました。わたしも最近「MY 箸」を持参しています。 みなさんもできる事からエコ活動始めてみてはいかがでしょうか!!

(FP 小池 裕美)

W.事業主の労災について

先日、こんなことがありました。とある会社で、社用の自転車を購入しようと社員と一緒に自転車店に行った そうです。社長は、自転車に乗ったことがないにもかかわらず、「試乗する!」と意気込んで、店員に試乗の お願いをしました。 一緒に行った社員は、(本当に大丈夫?ころばないでよ〜)どきどきはらはら。社長が試乗した瞬間、 「ばたん!!」社員の心配が大当たり。転んで腕に怪我を負い、店内は流血の大騒ぎ。後日、病院に通院する ことになったとのこと。 その際、一緒にいた社員さんから「この場合、労災は使えないの?」との質問が。 労災保険=「労働者災害保険」なので、原則、社長は使えないんです!しかし「中小事業主等特別加入」を すると、加入時に申請した「労働者が行う業務」の最中に罹災した場合、労災が使えるんですね。 今回のケースは、「中小事業主等特別加入」をしていなかったので、今後、加入の検討をしてもらおうと 思っています。 この「中小事業主等特別加入」は、通勤災害も適用になります。くわしい内容を知りたい方はお気軽に ご連絡ください。 そして、自転車に乗るときには気をつけましょうね。皆さん。

(社会保険労務士 後藤 雅世)

X.リッチ化するWebコンテンツ

最近は、インターネットの動画コンテンツもかなり身近な存在となってきていますね。「YouTube」などの 動画共有サービスで、個人が動画を気軽に公開できる環境も整ってきました。 この9月からサイト上で共有・視聴する映像をDVDクラスへ高画質化した動画共有サービスもあり、通常 のテレビ放送と違和感なく視聴できることを目指しているようです。年内にはハイビジョンクラスまで映像 品質を向上させる予定だそうです。 また、マイクロソフト社はクロスブラウザ・クロスプラットフォーム対応のメディア再生プラグイン 「Silverlight」を正式リリースしました。これにより、表現力・操作性に優れたアプリケーションを Web上で実現するとしています。 こうした動きが更なるインフラの発達につながれば、一般の企業のホームページやインターネットショップ などでもリッチなコンテンツを導入しやすくなるでしょう。 高画質な画像やインタラクティブムービーを使って会社やサービスの特徴を詳しく紹介したり、商品の使い方 や実際に使っている様子を伝えることができれば、消費者も安心・納得してショッピングを楽しむことが できて、トラブルが発生する心配も少なくなるのではないでしょうか。 とは言え、ブロードバンドの普及率は50%を超えたばかりです。コンテンツをリッチ化するだけではなく、 ストレスを少なく、多くの人にメッセージを正確に届けられるようなサイトの制作を心がける必要があること には変わりはありません。 さくさくと軽いページ遷移や、リーンでも印象に残るコンテンツを作ることも、重要な技術なのです。

(Webデザイナー 三嶋 由紀江)

Y.パチンコ店と景品交換所?

先日パチンコ店にてふと疑問に思ったことがあります。パチンコ店から景品を受け取りわざわざ別の場所 (景品交換所)へ行き現金を受け取る仕組みです。なんで別の場所に行くの?防犯のため?業務の効率化? パチンコ店の営業は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(以下「風適法」)によって 営業形態が定められています。風適法によれば、パチンコ店が行なってはならない行為として、@「現金 または有価証券を商品として提供すること」、A「客に提供した商品を買い取ること」が定められています。 @ 現金(小切手・株券も同様)を渡す A A店が出した景品を別の場所にあるA店経営の換金所が買い取る(換金する)こと、ともに行なえない 行為になります。 であれば換金所が別の組織(会社など)であればいいのか?そうです!パチンコ店と景品交換所は別の組織 が経営しているのです。 ちなみに換金所の景品は卸業者が買い取り、卸業者はパチンコ店に卸す。といった背景でそれぞれ成り立 っているのです。 今回は私が気になったことを調べて記事にしてみましたが皆様も気になることがあればお声をかけて くださいね。 パチンコはほどほどに・・・

(コンサルタント営業 三上 雅人)